収入保障保険は生活保障保険とも呼ばれます。被保険者が死亡もしくは高度障害状態となった時に、死亡・高度障害保険金が一時金ではなく、毎年または毎月の年金形式で受け取ることができる保険です。ちょうど国から遺族年金を受け取るのと同じように保険金を受け取ることで、遺族年金の上乗せとして遺族の生活を保障する目的があります。
年金には死亡時から一定期間受け取れるタイプ(例:10 年間)と、一定期限まで受け取れるタイプ(例:60 歳まで)があります。
一定期間受け取れるタイプは、保険期間中いつ死亡しても受け取れる年金総額は変わ りません。しかし、一定期限まで受け取れるタイプは、死亡する時期によって(保険期間の残期間によって)受け取れる保険金総額が変わります。
このため契約時の受取総額が一番高くなり、時間の経過とともに保険金の受取総額が減っていくこととなり、「逓減定期保険の年金受取版」ともいわれています。
なお、このタイプでは、通常 2 年や 5 年など、年金受取期間の最低保証を設定することができます。
収入保障保険のメリットは、受取総額が同じであれば、保険金を年金で受け取る分、一時金で受け取る平準定期保険に比べて保険料が割安になる点です。
また、高額の保険金を一時金で受け取る場合、すぐに使わない分は自分で管理をする必要が ありますが、年金で受け取る場合はその必要がないという点も、資産管理に慣れていない方や煩わしく感じる方にとって安心といえるでしょう。
なお、受取総額は年金受取の場合よりも減少しますが、受取時に希望すれば一時金で保険金を受け取ることもできます。
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